いっきの釣りblog

海無県の埼玉で荒川シーバスを追いかける、釣れない釣り師のブログ

隅田川テラスの投げ釣り(ルアー)禁止!今後のシーバス釣りを考える

 

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最近、ネットでも騒がれている話題として、隅田川テラスでの釣り禁止がありますね。

始めは一部の橋脚周りなどだったのですが、最近はその範囲を広げていて、いずれは全面禁止になることが予想されます。

このままだと、都内でシーバス釣りが出来る場所は、河川河口部~中流域だけとなりそうですね。

 

禁止される理由

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理由は色々考えられますが、そもそも隅田川テラスは釣りをするための施設ではありません。

ランチのOLさんやサラリーマン、子供からお年寄りまでが安全・安心して集うことが出来る憩いの場です。

もちろん、釣りを楽しむことだって悪くはないでしょう。

でもね、そんな場所で釣り針という凶器がついたルアーをビュンビュン投げてたら、それは危険極まりない行為ですよね。

まぁ、隅田川テラスでデーゲームを楽しむことは少ないかもしれませんが、ナイトゲームなら尚更、辺りは暗く、釣り人が注意していても後ろの人影に気が付かないことだって考えられます。

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特に、2020年には東京オリンピックが控えているわけで、多くの外国人が観光で訪れる場所が凶器をブン回す釣り人で溢れていたら、それは大問題です。

ですから、各自治体あたりが隅田川テラスを釣り禁止にすることは当然でしょうね。

 

都内のシーバス釣りはバス釣りと同じ方向へ

ブラックバスでは、再放流が禁止されるようになったことで、バス釣りを止めるアングラーが続出しましたね。

一時期、テレビ番組でさえ、ブラックバスを取り上げないほどでした。

このようにして、現在のブラックバス人気は一気に下がり、今では一部の愛好家だけの釣りになってしまいました。

シーバスはどうでしょう?

都内のシーバスポイントと言えば、多摩川や荒川、隅田川、江戸川など、河川の河口といった、いわゆる湾奥中心です。

その中でも隅田川テラスにおける橋脚狙いは、誰もが楽しめるメインメソッド。

その隅田川テラスが釣り禁止となれば、シーバス釣りに対するダメージは甚大です。

荒川河口や旧江戸川、などでもシーバスを狙うことは出来ますが、隅田川テラスに比べたらその難しさはレベルが違います。

これからシーバス釣りを始めよう考えている人には、シーバス釣りは非常に難しい釣りになってしまいますね。

そうなると、現在のシーバス人気にも陰りが見え始め、おそらくシーバス人気は下降線を辿るでしょう。

ボートに乗ればいいじゃん?という人もいると思いますが、最低でも1人1万円は必要になるので、若い人にとっては度々ボートに乗るなんて無理。

結局、シーバス釣りもブラックバスと同じ、一部の愛好家による釣りになるでしょうね。

 

アングラーはどこへ?

隅田川テラスを追い出されたアングラーはどこへ向かうのか?

湾奥が壊滅となると、テラスの無い河川部へ移動するしかありません。

隅田川中流域は左右が護岸されていて、釣りができる状況にありません。

そうなると、荒川や旧江戸川、中川などに行かざるを得ない。

釣り人が数少ない釣り場へ集中することで、釣り人同士のトラブルや近隣住民とのトラブルも増えるでしょう。

さらに釣り人が増えることで、シーバスに対する人的プレッシャーはどんどん高まり、釣り場が潰れていくことは間違いないでしょうね。

そもそも、隅田川テラスで釣りをするのは、その手軽さでもあるので、わざわざ難しい釣りを、長靴履いてまでやるとは思えません。

ボートシーバスにしても、さきほど書いたようにボートに乗るだけでお金がかかるため、そう簡単にボートシーバスへ移行する人だって限られてしまいます。

結局、「釣れない」「面倒」「金がかかる」の三拍子が揃って、シーバス釣りを止めるアングラーが続出するということになりますね。

 

ホーム荒川上流域は安泰か?

私が釣りをする場所は荒川上流部ということで、今のところ釣り禁止とは無縁のようです。

釣り人密度も著しく低く、藪漕ぎした先で釣りをするような状況であれば、他人に怪我をさせるようなこともありません。

せいぜい、自分が蜂に刺されたり、蛇に咬まれたりする程度でしょう。

また、河川上流域はシーバスのストック量の少なく、簡単に釣果が得られる場所でもないため、今以上にアングラーが増えることもなさそうです。

逆に、上流においては嬉しいことが起こると考えられます。

それは、

「シーバスが釣りやすくなる」

理由としては、荒川上流におけるシーバスがどこから来るのか。

多くは荒川を遡上してくるのですが、その多くは下流域~中流域がメイン。

上流部へ入るシーバスは、実は隅田川経由のシーバスも多くいるのです。

隅田川を遡上したシーバスは、途中の岩淵水門で新河岸川と荒川に分かれます。

水門では荒川からの水流が強いため、シーバスは流れの強い方へ向かいます。

潮回り次第ですが、岩淵水門から荒川へ入ったシーバスは、上流方面へ向かうもの、正面にある芝川へ向かうものとに分かれるでしょう。

汚いドブ川の芝川が、シーバスの一級ポイントである理由の一つでもあります。

さて、隅田川から荒川上流へ入り込むシーバスは、隅田川テラスの釣り禁止によりフレッシュな状態で遡上してくれます。

そう、スレてないのです。

 

東京都知事には期待できない

よくよく考えたら、ブラックバスの特定外来生物の指定も、当時環境大臣だった小池さんだ。

詳しくはコチラを読んでもらうと分かりやすい。

crowdlures.blog.jp

 

今回の隅田川テラスの件は、直接小池さんが絡んでいるわけではないが、東京オリンピックを控え、飲食店などを全面禁煙にするとか言ってることで、水辺を管理する所管もこれ幸いとオリンピックを理由に釣り禁止を堂々と宣言できるよね。

まぁ、小池さんの影響と言えなくもない。

なので、この釣り禁止の流れを東京都に止めてもらおうとしても、無理だというこです。

もしかすると、隅田川テラスだけでなく荒川や旧江戸川など、様々な場所で釣り禁止になるかもしれません。

特に東京都はね。

埼玉シーバスを追う身としては、その余波が埼玉まで及ばないことを願うばかりです。

 

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