いっきの釣りblog

海無県の埼玉で荒川シーバスを追いかける、釣れない釣り師のブログ

バリバス:PEにシュッ!を使うときに知っておくべき5つのこと

最近のルアーフィッシングでは、PEラインの使用が増えています。

シーバス釣りはもちろんのこと、管理釣り場のトラウトゲームなどでもPEラインが主流にありつつありますよね。

そんなPEラインですが、より快適に使用するために「PEにシュッ!」という商品が販売されています。

そのPEにシュッ!の使用方法や効果についてまとめます。

はじめに

PEラインのコーティング剤として様々な商品が発売されています。

特に、このバリバスのPEにシュッ!はルアーフィッシングにおいて、多くの支持を得ている商品です。

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このPEにシュッ!をこれから購入してみようと検討中の方に参考になればいいのですが、何の役にも立たないかもしれませんので、あしからず。

PEにシュッ!と使用する上で押さえておくべき5つのこと。

それは

・対象ライン
・飛距離
・耐久性能
・トラブル防止
・効果持続時間

の5つだと考えています。

 

1)対象となるラインについて

PEにシュッ!を使用するうえで対象となるラインについて考えてみます。

PEにシュッ!はPEラインに留まらず、ナイロンラインやフロロカーボンライン、すなわちモノフィラメントラインと呼ばれるラインにも効果がありますので、ルアーフィッシングで使用するラインであれば、どんなラインでも対象と言えます。

しかし、最近のシーバス釣りではPEラインが主流でもあり、今回は商品名でもあるPEラインに限って話を進めたいと思います。

PEラインの種類

PEラインにはラパラのラピノヴァやシマノのパワープロのように最初からコーティングされているラインと、東レのシーバスPEパワーゲームやバリバスのアバニシーバスマックスパワーなどに代表されるノンコーティング系があります。(キャストアウェイのようなハイブリッドもあるが)

このようにコーティングしているかどうかによって、PEにシュッ!の効果に違いが出てくるので注意が必要です。

コーティング系PEラインの場合

コーティング系のPEラインについては予めコーティングがされているため、PEにシュッ!を使用した場合にはコーティングの上にコーティングをすることになります。

元来、コーティングされていることで飛距離や耐久性アップを謳っているわけですから、このラインにPEにシュッ!を重ねて使用してもあまり意味がありません。

コーティング系のPEラインに使用するのであれば、もともとのコーティングを保護する意味で使用すると考えた方がいいでしょう。

ノンコーティング系PEラインの場合

ノンコーティング系のPEラインであれば、コーティング剤を使用する意味が大いにあります。

ラインとガイドとの摩擦係数を下げることが出来るため、ライン自体の保護や飛距離アップに効果が期待できるからです。

ちなみに、私が使っているラインは東レ:シーバスPEパワーゲーム、ノンコーティング系のラインです。

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2)ルアーの飛距離について

PEにシュッ!を使用した場合のルアーの飛距離については、上でも書いたようにノンコーティング系PEラインにおいては、多少の飛距離アップの恩恵を受けることが期待できます。

ただし、あくまでも「多少」であって、劇的な飛距離アップの効果は期待しない方がいいでしょうね。

逆に、コーティング系PEラインはと言うと、特に飛距離アップの効果はあまり期待できません。

もともと飛距離が伸びるようにコーティングされているのですから。

コーティング系ラインにおいては、もともとのコーティング剤を保護する、すなわち新品の性能を維持するという側面において有効であり、飛距離そのものが伸びると思って使用するとがっかりするかもしれません。

また、実際にルアーをキャストした感じとして、飛距離が伸びたと感じられるのはバイブレーションなど、重量が重いルアーに限定されます。

空気抵抗が大きいルアーの場合には、ラインのガイド抵抗よりも空気抵抗の方が影響力があるためです。

 

3)ラインの耐久性アップについて

耐久性で考えた場合、コーティング系ラインのコーティングを保護する、すなわち新品の状態を出来るだけ維持することが出来るので、耐久性を「維持」することは可能です。

しかし、いずれはコーティングが落ちますし、そうなれば新品時の強度は維持できません。

ですから多少の延命効果、といったところでしょうか。

逆に、ノンコーティング系PEラインにおいては8本縒りであることが多いため、1本1本のPEが細くなり、4本縒りに比べて傷が入りやすい面があります。

そのため、PEにシュッ!によりガイドとの摩擦軽減が出来れば耐久性アップの効果は期待できます。

しかし、どちらのラインにしてもPEにシュッ!を使用したからといって、新品時の性能が長期間維持できるわけではありません。

 

4)トラブル防止について

PEラインはナイロンやフロロに比べるとコシがなく、初めのうちは扱いにくいラインだと思います。

キャストがブレたときやルアーの交換時などに、PEラインがロッドティップに絡んだりすることも。

また、ジャークを多用するような釣り方をすると、リールのスプールに巻かれるラインが「フワッ」と巻かれてしまう事があり、キャストした瞬間に「ドバッ」と出ることがあったり。

さらに、ドラグを強めに設定している時には、ラインが食い込んでしまったりします。

そのようなライントラブルを未然に防止したり、トラブル発生時に被害を最小限ですませたりする。

PEにシュッ!は、その効果において威力を発揮します。

おそらく、この効果が一番のポイントだと思いますね。

 

5)効果の持続時間

残念ながらPEにシュッ!は水に流れます。

釣行前と釣行後では、その差がハッキリと分かると思います。

ですから、釣りをしている途中から、PEにシュッ!の効果は薄れてくると考えておくことが肝心です。

まぁ、人によっては数回の釣行で1回使う、という人もいますし、効果の感じ方も人それぞれなので何とも言えないのですが。

私の場合には、釣行毎にPEにシュッ!を使うようにしています。

釣行後、リールを手入れした後、ラインが乾いた状態でシュッ!

だいたい、ライン全体がしっとり濡れるくらいの量を噴霧しています。

ただ、PEにシュッ!はその内容量から考えると値段が高いので、本当であれば節約しながら使いたいところではあります。

 

個人的な見解は

個人的な考えとして、PEにシュッ!を使う場合は

・トラブル防止
・ライン性能の維持

この2点において有効となるものの飛距離アップの効果は期待できない、と考えています。

また、コスト面で考えるとノンコーティング系のPEラインに使用する方がいいでしょうね。

コーティング系のPEラインは価格が安いので、あえて価格の高いPEにシュッ!を使用するよりは、早めに巻き替える方がいいと思いますから。

 

ということで、PEにシュッ!についてまとめてみました。

以上