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いっきの釣りblog

海無県の埼玉で荒川シーバスを追いかける、釣れない釣り師のブログ

リリースしたそのシーバス、死んでない?リリース方法を考えよう

このブログでは、シーバスフィッシングにおいてオールリリーススタイルを実践しております。

その上で考えなければならないこと。

それは、「リリースしたシーバスが生存する確率を高める」こと。

そういう視点を忘れてはいけませんね。

はじめに

シーバスをリリースするという行為は何か。

それは、生きて水に戻すことではありません。

リリース後、シーバスが生きながらえることが重要です。

たとえ、リリースしたときに元気に泳いでいったとしても、必ずしも生きているとは限りません。

実際にリリースしたシーバスを追いかけ、水中撮影でもしているのなら、リリース後のシーバスがどうなったのか知ることができますが、そこまでしている人・メディア・メーカーなどはありません。

ですから、私たちアングラーが想像力を働かせ、リリース後のシーバスがどうなっているのか、学び・考える必要があるのです。

 

シーバスにとって釣られるとは

ここに、面白い記事があります。

http://plaza.rakuten.co.jp/djjunc/diary/200909040000/

要約すると

・魚類は激しい運動が苦手
・激しい運動を行うと時間差で影響が出る
・最終的に死ぬ

 

これは人間に例えると、全力で100m走をした直後、呼吸が出来ない水中へ引きずりこまれるようなものです。

まぁ、死にますよね。

ここで問題となるのは、激しい運動量がどれくらいかという点です。

激しい運動後、蓄積される乳酸を処理するために酸素が必要となるのですが、もともと水中の酸素利用率が98%と高く、普段以上の酸素を取り入れることが出来ません。

ですから運動が激しければ激しいほど、長引けば長引くほど身体へのダメージが大きくなり、死ぬ確率も高くなるのです。

要するにファイト時間ですね。

もちろん、釣り上げたあとの曝露時間も影響します。

 

中曝露時間の影響

一般的に、魚類は水中において呼吸を行います。

そのため空気中では呼吸が出来ないのは、誰もが理解していると思います。

しかし、釣り上げたシーバスを撮影したり、友達同士で見せ合ったりして、いつまでもリリースしない人もいます。

当然、食べるためにキープするなら理解できますが、瀕死のシーバスを水中へ戻してリリースした気になっている人が、意外と多いことに驚かされます。

あとで別の資料を出しますが、水中から出しただけでは簡単に死なないケースもあり、水中から出している時間の長さが、必ずしもリリース失敗の原因とは言えません。

先にあったように、釣りという行為には魚とのファイトが前提となっており、そのファイト後に長時間、空気に晒すことがどういうことか。

想像してほしいものです。

資料:ブラックバス空中曝露
http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010731310

この資料からは、長時間の空中曝露による魚への影響について詳しく書かれています。

ただし、これはファイト後ではなく一定期間飼育したブラックバスを水中から出しただけなので、シーバスにおけるキャッチ&リリースの状況とは違う点は理解しておく必要はあります。

 

物理的ダメージを考える

釣りにおいての楽しみに、「写真を撮る」ということがありますよね。

もちろん、自分も写真を撮ります。

問題は、どのようにして写真を撮るのか。

最近では魚を安全に掴むためのツールもあり、かなり普及しています。

しかし、よく考えてみると、シーバスの顎1点に全体重が掛かるようなツールですよね。

水中では考えられない状態です。

そもそも水中では浮力があるため、身体に強い重力が掛かることはありません。

雑誌などの写真では片手で顎を持ち、逆の手で腹部を支えています。

この時、腹部内臓への負担は非常に大きく、身体的ダメージも大きくなります。

最近では肛門よりも後ろを支える人も増えているので、多少は改善されていると思えますが、それはプロアングラーなどの話であり、一般アングラーでそこまで考えている人は少ないでしょう。

また、写真撮影のために地面に置かれることも多く、その際には粘膜の剥がれ、地面の温度など、様々な身体的ダメージを受けることになります。

 

自分なりの最善策を模索して

シーバスをリリースするために、コレっといった確実な方法はありません。

ですから、上記にあることを理解して自分なりの最善策を考える必要があるのです。

たぶん、どんなに頑張ってもリリース生存率100%は無理でしょう。

しかし、どうやったら100%近くまで高められるのか。

その努力は必要だと思っています。

リリースの大前提としては

・時間を掛けたファイトを避ける
・水から出している時間を減らす
・出来るだけ地面に置かない

といったところでしょうか。

ポイントは、シーバスを取り込んでからの時間を短くすることではなく、シーバスがヒットしてからリリースするまでの時間を短くすることですね。

そのため、一定のパワーファイトも必要となり、現在のラインシステムとしてはPE1.2号から1.5号、リーダーはフロロ5号~7号となっています。

間違ってもPE0.8号は使いません。

 

まとめ

シーバス釣りにおいて、リリースは強制されるものではありません。

あくまでも個人的な考えで行うものでしょう。

リリースの方法だって、他人にとやかく言うことは出来ませんしね。

「俺は釣ったシーバスを殺して捨てるんだ!」

それも一つの考え方ですから。

しかし、気持ちよくシーバス釣りを楽しむために、リリースするなら生きていて欲しい。

そう思うのも正解だと思います。

生き物を相手にした遊びだということを忘れずに、目の前の生命と向き合い、正しい知識を増やすことが、アングラーに求められている。

そう、自分は考えます。

以上。